前述したように２５日は朝から哀しい哀しい給料日だったわけで。
せっかく浮かれた気持ちもタイタニックの如く沈んでいきました。

しかしバイトが終わればこっちのもの。
沈没船タイタニック号は幽霊船として返り咲くのでした。

『さぁ買い物だ』の言葉を皮切りに、職場をでて、欲しかったかばんの元へと直行します。
ただ実際目にすると悩みます。気付いたらもう30分近く悩んでました。

しかし私は急がねばいけない。
もう学校が始まる時間が近かった。

地下鉄に駆け込む。車内はぎゅうぎゅう詰めの興奮状態。なにがって日ハム対中日ですよ。

それに乗じて私も興奮。
普通の人だったらキレてる。いつも冷静な裁判官だってキレかねない。そんな状況。

ただね。私はキレませんよ。仏よりもシドといわれるほどの優しさライセンスの所持者です。
悪魔と対当できるのはもはや仏ではなくシドといわれるくらいです。
そのくらいじゃキレません。


やっと目的駅に到着。息を荒げながらホームに出る。

時計を見ると時間がない！
急がねば。

階段をダッシュで駆け上がる。

タッタッタッタッタッタッタッ…。

タッタッタッタッドテッ。
ズルズル～。
バタン。


持っていた紙袋はビリビリです。

怪我をしました。

わかりましたか？
そうです。階段でこけました。体勢を立て直そうと試みるもものの見事に失敗。地べたにはいつくばる状態。









幽霊船タイタニック号、再座礁。