私の家の近くにある文教堂書店。
バイトの面接受けて受かっときながら蹴ってしまった文教堂。

そんな文教堂に申し訳のない気持ちを持ちつつ今日も行く。
本来の目的はレンタル。
レンタルは４階にあり、行くのにだれる。
２階に書籍が多く並んでいて、いつも立ち読みに入ってしまう。
基本的には、monoマガジンや、メンズnonnoとか立ち読みしちゃうんですけど、もう読みつくした。
結構な頻度で通っているもので興味のあるものは優先的に読み、今ではもう読む気すらしないので、いつもと違うところにいく。

なんかカメラマガジンやら、何やらある中でひときわ目立っていた本があった。
みのもんたの絵が４つも表紙に並んでいて、不気味な笑みを浮かべてる。
見ると、都市伝説の本らしい。
その本の周りを見るとあれまあれまと出てくる都市伝説の本。
最近は都市伝説がはやっているのかね。
かくいう私も都市伝説は好きなほうでして、トトロは死神だとか、千円札にはフリーメイスンの陰謀が！とか結構好きなほう。

しかし、怖い系のものはあくまでもきらいです。
また、そういうので思い出すんですが、小学生のころのお話。

小学６年生になった私は、ひょんなことから巷でうわさの「こっくりさん」に参加させられた。
私の怖がりなんてのは、私がまだ母の横に寝ていたころから始まっていますから根っからの怖がりで、こっくりさんの参加なんてのは私にとって一大イベントでした。
そして、学校も終わりみんながいなくなりがらんとした学校の中で、儀式は行われたのです。
人数こそ覚えていませんが、男女比半々の合コン状態。
人生初の合コンでした。
そして友人のA君が言います。
「だれか質問しろよ」
こっくりさん言いだしっぺの彼に言われ、みんなはただただ、困惑していました。
私なんかはその状況自体に困惑。
皆の指先は、１０円についたまま。

そして沈黙を切り裂くように声が発される。
「こっくりさん。こっくりさん聞いてください。」
私たちは固唾を呑みました。

「…お昼の顔は誰ですか？」

一同唖然。
なぜって、学級委員長を買って出るような女の子で、まじめが売りって言う感じの子で、正直人数合わせ的なニュアンスの元、連れてこられた子でしたから。

とわ言うものの、答えは気になる。
少しづつ。すこしづつ。
微弱ながらも動いていきます。

「誰か動かしてるだろ！」
とか、言うのがべたなので、しっかりおびえながらも私が言っときました。

みんなの夢と期待と、指を乗せた１０円玉はなおも動きます。

そして向かった先は「た」、「も」、「り」

タモリさんがこっくりさん的お昼の顔だったらしいです。

お昼の顔になれなかったから、みのは都市伝説の顔(表紙)になったのですね。