嫌いな人はいない断言すら出来てしまうカレーと今や和の代表格と名高いトンカツの融合・調和・コンボというのはまさに食の真骨頂に達する。
いやいやそんな言い過ぎだとご指摘をするものもいるだろう。

いや、まぁちょっと言い過ぎた。
すいません。

しかしカツとカレーのコンボは、悟空とベジータのフュージョンのようで、カースオブドラゴンと暗黒騎士ガイヤの融合のようでもあります。
時を違えて例えるならば、薩摩藩と長州藩の薩長同盟にも匹敵する世紀の大事件。


しかし、どんな組み合わせも掛け算で片方がプラスでももう片方がマイナスならば台なしになるわけです。

そう。
そして今日カツカレーを食べました。
自学に小さく佇む食堂で。
私は食堂のおばちゃんに大きな声で言う。
『カツカレーお願いします。』

おばちゃんはいきなりの大きな声に驚いたのでしょう。
５秒くらい沈黙が続きます。

私はというとただただ呆然と立ち尽くすしかできませんでした。

返って来た答えは
『600円』
とあまりに温かみがないものでした。

世の中金が全てなんて世知辛いぜと思いながらも財布の小銭入れに手を突っ込み500円玉一枚と100円玉一枚を差し出す。

出てきたものはどこからどう見てもカツカレーで、しいて苦言を呈すならカツをちょっと揚げすぎちゃったかなというくらい。

大きな口を開け、一口頬張る。

ん？

見た目とのギャップが激しい。

きっとあれです。
カツが油っこくてマイナスでカレーがプラス1。
で結果マイナス1。



ちなみに私の体調は絶不調。

って事はプラスですかね。

でもカツカレーはまずいまま。

数学って絶対じゃないんですね。