今思えば、時間は簡単に過ぎていくものなのだと痛く実感する。

私が、もう大学二年の半ばにいるように、入学当初は建設途中だったマンションも今ではある種の風格を身にまとい、その街の景色と一体化すらしている。

それはあくまでも普通のことで、なんらおかしいことはないのだけれど。
なにかそこに哀愁を感じてしまう。
それは秋だから？
そんな風に自問自答を繰り返してしまっていたり。

ん？ってか、秋ってもっとこう、あったかくなかったっけ？

風邪。

すごいつらいんだなぁって最近になって痛く実感する日々でございます。

それなのに4連勤だから、弱ってく体が妙に細菌君にとっては過ごしやすい環境になっていくんだろうと思ったりもしている。

これといって書くことなんてないだけど、やはり一度離れた客を取り返すのって難しいものなのみたい。
現実と風邪の恐ろしさを知る19才（20歳目前）。

こっからはまじめに。
最近、環境に対する視点を変えていこうと思う。
今までは情報をただただ鵜呑みにし、そのまま自分の中に入れちゃうとか、まるでカービィみたいなことしてたけど、これからはそれこそ、鵜飼いの鵜になってみて、一回入れたものを、吐き出して眺めてみる的な感覚でいようと思うわけですよ。

ん？たとえがへた？


現実と風邪とたとえの難しさという恐ろしさを知る19才。

「この季節は嫌いだなぁ」
秋の夜空に、ため息を交えながらつぶやいていた。

原因は中途半端な寒さや、風邪をひきやすくなるだとか。
ましてや、単純にあったかいのが好きとか、頭の中があったかいようなものではない。

答えはそう。
大衆の面前で寒さを理由にべたべたするカップルなんかが増えるからだ。
頬をよぎる風なんか比にならないくらいに、沁みる。
ってか心にくる。
かつてないほどのハートブレイク。


こうなったらこの思いのたけを、一年間頑張ってもらったポケット六法君にぶつけよう。
君にはビリビリになってもらおう。

ちなみに、20年度版は10月4日発売。

どうしてだろう。
どうして彼等はいつもこう、私の睡眠時間を邪魔するように工事やら、点検やら、しまいにゃ水道管の掃除やらが来るの？
だからいつも悟空みたいな感じな髪型になっちゃってお出迎えですから、大体おっちゃん方は
「おやすみ中でした？」
とか半笑いで聞いてきやがる。そりゃもう口角はしっかり上がってまして、作り笑顔とも本物の笑顔ともとれない微妙なライン。
むしろその微妙さ加減が、今の俺には１番憎たらしい。
ってか寝させろ。


これで俺が「カメハメ波を練習していたのだよ。受けてみるかい？」とか言ったらどうするつもりだ。
そんな事を思ってる寝起きの日常。

休息の地とか言っちゃってたけど。

悲しいこと。
おきたよ。


実家にいたときのこと。

「いやぁ実家がやっぱり落ち着くよ」
なんてたわいもないことを友人と話していたときのこと。

後方から、足音が。
「これは唯一無二の弟の足音だな。」とか思って、突然帰ってきた兄にどういうリアクションをするかを伺ってみたのです。

なんせこの弟には私、溺愛しておりまして。
半年前だったか帰ったときは。
「お兄ちゃん帰ってきたの～♪」
と満面の笑みで、近寄ってきたのですよ。
あのときの喜びは今でも忘れない。

ダッダッダッ。
だんだん近づいてきます。
そう。そしてまた、あの感動の再開が再び。

ダッダッスタッ。

「何で帰ってきたの？」

ちょっと不機嫌そうに立つ彼は、もう僕の帰りを喜びはしない。

よし次はお土産でも買うしかない。

と決意せざるを得なくなった、兄のひと時。